側生地がシルクやウールでない場合は水で洗うことは出来ますが、洗ったあと問題なく使用できるか、その後使用中に羽毛がどんどん抜け出して使用が困難になるかのどちらかです。
取扱表示ラベルにドライクリーニング表示のあるものは水洗いしないで下さい。水洗いする場合は専門業者に依頼する方が賢明です。専門業者は側生地に負荷のかからないように開発された洗浄機で洗いますが、コインランドリーで水洗いする場合は布団が回転し、側生地に強い負荷がかかりますので生地品質の劣化は避けることができないと考えてください。
コインランドリーの場合も、家庭洗濯機で洗う様に布団を布団用洗濯ネットに入れて洗えば、側生地への負荷はある程度は軽減されます。但し、ポリエステルなど合繊混の生地を使用した羽毛ふとんやダウンケットをコインランドリーで洗浄後、高温でドラム乾燥すると、側生地が洗濯槽と擦れて、溶けて穴が開く事例がありました。綿100%の生地を使用したものは溶けることはありませんが、ウォッシャブル加工をした生地以外は、洗濯後羽毛が抜けやすくなります。
家庭洗濯機で水洗い出来るものは洗濯槽のサイズから見てもダウンケットか、2枚合わせのものを2度に分けて洗うぐらいしか出来ませんが、洗濯後も問題なく使用できる側生地はポリエステル80%・綿20%の平織のウォッシャブル素材を使用したものか、綿100%でもウォッシャブル加工が施されたものです。家庭洗濯の場合は布団を布団用洗濯ネットに入れて洗濯し、脱水後陰干しして下さい。